2020.12.1 屋内リフォーム

ユニットバスと在来工法の違いとは?

現代のお風呂のタイプは大きく分けて「ユニットバス」と「在来工法」の2つがあります。

どちらの工法を採用するかは、お風呂のリフォームをする際にまず検討する項目のひとつだと思います。

 

ただ単に希望の工法をできるわけではなく、それぞれのお家に合った工法があります。

どちらの工法が向いているかをメリット・デメリットで紹介いたします。


ユニットバスとは?

日本の住宅の主流になっているのが「ユニットバス」です。

 

ユニットバス(システムバス)とは、あらかじめ工場で浴槽や天井、壁、床などをパーツごとに製造して、現場で組み立てて設置するバスルームのことです。

 

「ユニットバス=浴室・トイレ・洗面台のセット」

というビジネスホテルによくあるお風呂とトイレが一体になっているバスルームをイメージする方が多いと思います。

 

浴室・トイレ・洗面台が共有されているシステムには「3点ユニット」という言い方があり、1964年東京オリンピックが開催される際に、多くの外国人観光客の宿泊が想定されたため、それに合わせて外国で主に普及されている3点ユニットを多く作ったことが始まりだそうです。

 

外国人観光客向けとして採用された3点ユニットが、現在でもホテルや単身用集合住宅などに広く普及しているため、ユニットバスと聞くと、浴室・トイレ・洗面台が共有されているシステムであるとの誤解が根付いているようです。

システムバスというとユニットバスよりも新しい、最新式の分譲マンションに導入されているようなバスルームを想像するのではないでしょうか。

 

しかし、意味としてはユニットバスとほとんど同じです。

 

最近では追い炊き機能付きやミストサウナ付きなどの多機能なシステムが導入されているユニットバスが増えてきたため、差別化する意味でシステムバスという言葉が使われてきました。

 

ユニットバスには戸建て用マンション用がありますが、主な違いは高さです。

 

マンション用は天井や床下が低めに作られているため、戸建て用の物が合わないことが注意点です。

 

各メーカーが1616、1818など様々な規格サイズを発売しており、浴室の大きさに合わせてユニットサイズを選ぶことになります。

ユニットバスのメリット

ユニットバスは素材自体の防水性が高く、防水上大切である床と壁のつなぎ目が一体化しているため、水漏れの心配がほとんどありません。

 

結露しにくくカビの発生も防ぐことができます。

 

隙間が少ないため、断熱性にも優れており、在来工法と比べると比較的暖かいと言えます。

 

また、品質や仕上がりなどに差が無いということもメリットの一つとして挙げられます。

 

工場で造られた材料やパネルを現場に運び込んで組み立てるため、スピーディで工期が短く、価格が安く抑えられます。

ユニットバスのデメリット

デザインの選択肢は増えてきたものの、規格品となっている為デザインやサイズ等の自由度がありません。

 

場所に合わせて変形させることが出来ないので、浴室スペースが変形していたり狭かったりしていると選べるタイプが制限されてしまうので注意が必要です。

 

規格にはないタイルや手摺等のオプションで発注することもできますが、別途料金となるため、予算面でのメリットが薄くなってしまいます。

こんな方におすすめです!

●工期が短く、費用を抑えたい

●手軽に保温性を高めたい

●日々のお掃除を楽にしたい

 

お手軽に浴室のリフォームをしたいという方には「ユニットバス」がおすすめです。


在来工法とは?

在来工法とは、日本の住宅で昔から使われてきた浴室工事の工法です。

 

現在、浴室工事と言えばシステムバスが主流になりつつありますが、かつて一戸建ての浴室工事は床や壁をタイルで貼った在来工法が大部分を占めていました。

 

周囲に防水加工を施し、コンクリートなどで壁や床を造る昔ながらの工法です。

 

在来工法は、床や壁の防水性を考慮しながら、モルタルとタイルで仕上げる方法であり、最大の特徴は自由にスペースに合わせて作ることが出来るといった点です。

 

在来工法による浴室は現場で造りますので、それぞれ家庭の浴室における形状や空間に合わせた浴室にすることが可能です。

在来工法のメリット

在来工法はオーダーメイドなので、浴槽の素材を大理石やヒノキにしたり、壁をタイルで細工したり、窓の形や大きさを変えたりすることも自由自在です。

 

バリアフリー対策もしっかりできるので、手摺の位置や浴槽廻りの高さ等についても自由に設定可能です。

 

空間や形状に関係なく、自分だけのこだわりのある空間を造ることができます。

 

柱の位置や長さを自由に設定できるため、デザインや間取りの自由度が高いことが最大のメリットです。

在来工法のデメリット

在来工法の浴室は、ユニットバスと比べて防水機能が劣っています。

 

そのため、防水処理を徹底的に行なわないと、浴室回りに水漏れが出る可能性があります。

 

また、施工にさまざまな業種の職人が必要となり、工期が長くなり手間もかかります。

 

平均的な工期は5~7ヶ月程度と少し長めとなっております。

 

材料費や人件費、メンテナンスといったコスト面でどうしても高くついてしまうというデメリットもあります。

こんな方におすすめです!

●家の浴室が特殊な空間・形状をしている
●自分だけのオリジナルの浴室を造りたい
●大理石やヒノキ等材質にこだわりたい
●長持ちする浴室にしたい
●高級感ある浴室にしたい

 

こだわってリフォームをしたいという方には「在来工法」がおすすめです。

 


いかがでしたでしょうか?

 

ユニットバス・在来工法には、それぞれの異なるメリット・デメリットがあります。

ですから一概にどちらがいいとは言い切れないものです。

 

便利で快適な空間やリラックスできる空間など自分好みの浴室にすることで、毎日のお風呂が楽しみの時間になります。

 

どちらか選べないという方でも、まずはお風呂に関する悩みをお気軽に弊社までご相談ください!