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冬のお風呂はヒートショックにご用心!

冬の入浴時に気をつけたい「ヒートショック」

「暖房の効いたリビングから、冷えきった脱衣所や浴室へ…」

「夜中に暖かい布団から出て、凍えながらトイレに…」

 

このような部屋間の急激な温度変化は体への負担が大きく、ヒートショックとなる大きな原因になることがあります。

 

今回のブログでは、冬場の入浴の際に気をつけたい「ヒートショック」についてお話いたします。


部屋移動時の急激な温度変化に注意しましょう!

ヒートショックは、急激な温度変化によって血圧が上下に変動してしまうことです。

 

たとえば、冬場の寒い脱衣所から寒い浴室内に移動して、その直後に熱めの湯に浸かって温まると…血管が縮んで血圧上昇してからすぐ暖かくなると血管が広がり血圧が低下してしまいます。

 

体への影響は、脳卒中や心筋梗塞などの要因になってしまい、またそれが原因で転倒や浴槽内での溺死という事故を引き起こす場合もあります…。

最悪の場合、命に関わるケースも…

冬場の浴室やトイレはヒートショックが起きやすいと言われており、特に注意が必要です。

 

実際にヒートショック関連で入浴中に亡くなられている方は年間約19,000人もいると推計されており、交通事故死亡者数の約4倍にものぼります。

 

※参考:平成29年(2017年)1月25日消費者庁ニュースリリース「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故にご注意ください!」警察庁「平成25年中の交通事故死者数について」

住宅内の温度環境が影響している可能性が…?!

入浴中の心肺停止状態の発生頻度を地域別に見てみると、最も頻度が低いのが沖縄県で、続いて北海道という結果になっています。

 

これは、外の気温の低さが発生要因ではなく、住宅内の温度環境が影響しているとも考えられます。

 

住宅内の温度環境によってヒートショックに繋がってしまうのを防ぐために、リフォームでできる対策を今からご紹介します。

【対策1】窓を断熱してヒートショックのリスクを軽減!

浴室やトイレは北側に設置されているケースも多く、家の中でも特に冷え込みやすい場所です。

 

浴室やトイレの寒さが気になるのであれば、内窓の設置や高断熱窓への取替えなどの「窓リフォーム」がおすすめです。

 

外からの冷気の侵入を抑えることでリビングなどの暖かい部屋との温度差が軽減されます。

 

ヒートショックのリスクを未然に抑えて、より快適で安心な毎日につながります。

【対策2】浴室を断熱のあるユニットバスに変更する

今の浴室がタイル貼の在来工法の場合、ユニットバスにリフォームすることで暖かさがまったく違うはずです。

 

また、現在ユニットバスのご家庭でも、築年数が経った建物の場合、浴室の天井裏や床などに断熱材が施工されておらず、寒さ対策が不十分な可能性もあります…。

 

ヒートショック対策を一番に考えるのであれば、浴室全体のリフォームを検討すると良いでしょう。

さらに…浴室暖房を設置すると効果アップ!

脱衣所で服を脱いで浴室に入ると、体はかなりの温度差に対応しなければなりません。

 

この温度差を少なくするために、浴室暖房で浴室内を暖めておくことが大切です!

 

浴室暖房は後付けもできますが、ユニットバスにリフォームするなら同時に設置するとなお良いと思います。

 

基本的に乾燥機能も備わっている商品が多いので、雨の日の室内干しにも大変便利です。


重要なのは「家の中の温度差を解消すること」!

ヒートショック防止のために重要なことは「家の中の温度差を解消すること」です。

 

予算など問題なくても良い場合は、家全体の気密性を上げる「断熱リフォーム」を行うのが理想的ですが、予算が限られている際は、最も危険と言われている「浴室」や「トイレ」のリフォームを優先すると良いと思います。

 

ご家族の中で、ご高齢の方や身体が弱ってきている方がいらっしゃる場合、ヒートショック対策はできるだけ早くしたいものですよね…。

 

予算やどのような施工方法が適しておるのかなど、気になることがあれば、お気軽に弊社までお問せ下さい。